どうもです。
今回は「単身向けの分譲賃貸マンションについて」がテーマです。
敢えて”単身向け”と付けてるには、一応ワケがあります。
というのも、一口に分譲賃貸と言っても単身向けとファミリー向けでは少し内容が変わってくるからです。
※ちなみにここで言う単身向けとは、ワンルームや1Kのようなタイプを指します。
東京でひとり暮らしを考えてる人。「部屋を探してる時にたまに見かける分譲賃貸ってなに?一般的な賃貸マンションと何が違うの。とりあえずメリットやデメリットなんかを教えてほしい。」
そんな疑問に解説します。
都内での部屋探しではこの分譲賃貸ってよく見かけますが、そもそも分譲賃貸って何?っていう方から、すでにどうしようか悩んでますって方まで知っておいて損はないと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
分譲賃貸とは?
分譲賃貸とは、一言でいうと分譲マンションが賃貸された部屋のことです。
まんまですね…w
実際この記事を読んでる方の中にも、実家が分譲マンションという方も多いのじゃないでしょうか。
そもそも分譲マンションではその一室(専有部という)を購入した人が所有者となるわけですが、中には自身では住まずに賃貸として貸し出すことがあります。巷ではそれを「分譲賃貸」と呼ぶわけです。
ちなみに賃貸に出す理由としては、ほとんど次の2パターンです。
- 自宅として利用していたけど何かしらの事情(転勤や住み替えなど)があって賃貸に出す
- 投資目的(家賃収入や相続対策など)で賃貸に出す
どちらも収益目的であるのには違いないですが、前者は自分たちが不在にしている間だけ一時的に貸し出すってケースはよくあります。
その点、例えば広さ20㎡程度のワンルームや1Kといった部屋は自宅用としてはそもそも購入しないですw。
なのでワンルーム系のような単身向けの分譲賃貸においては、後者のように始めから投資目的というのが大前提です。
単身向け分譲賃貸では割とよくあること10選〜メリット・デメリット〜
次に、単身向け分譲賃貸では割とよくありがちなことを以下にまとめてみました♪(´ε` )
メリット・デメリットとも言えます。
少し補足させて頂くなら、この手の類ってわりかし相対的な側面があると個人的には感じてまして…
つまり何が言いたいかというとw、人によってメリット・デメリットになり得るかなってことです(¬_¬)
それと後の方は特に分譲賃貸だけに限った事でも実はないです。そもそも共同住宅ならどこも起こり得ることではあります😅
前置きはそんな感じでw、それでは一つずつ見ていきましょう。
↓↓↓↓↓
①24時間ゴミ出し可能
分譲マンションの場合、大体において24時間ゴミ出し可能なことが多いです。
もちろん一般的な賃貸マンションでも24時間ゴミ出し可物件はあります。けど割りかし賃料が高めのマンションに多いって感じです。その点では分譲マンションはワンルームからファミリータイプまで関係なく全般でその傾向です。
やっぱり決められた曜日にしかゴミを出せないのは地味に面倒です。また、ゴミ出し管理の厳しい所だと少しフライングして捨てるだけでも注意喚起されたりしますんで💦
何にしても曜日や時間に関係なく出せるというのは単身者にとっては有難いです^_^
ただ単身用マンションの場合には管理人が常駐してるってことは殆ど無いので、ゴミ収集日までは基本ゴミ庫内に放置されたままです…。なのでマナーの悪い住民ばかりだと、特に夏場のゴミ庫は悪臭がキツかったりG虫に遭遇するなんてことがよくあります😥
②鉄筋コンクリート造
分譲マンションと言えば、鉄筋コンクリート造(以下、RC造という)か鉄骨鉄筋コンクリート造(以下、SRC造)なのが一般的です。細かいことは置いといてもどっちにしろコンクリート造ですw
というのもワンルーム系の単身マンションの場合、居室は隣同士とで隣接することが殆どです。それゆえに生活音を気にする人はとても多いです😩
実際のこと言えば隣人次第にはなりますがw、それでも木造などと比べれば防音性は上です。それに耐震や耐火などの優位性でも高くなります。
ちなみに構造に関しては、ごく稀に鉄骨造のときもあるので注意が必要ですw
それとRCマンションに集まる人の中には、生活音を気にせずに暮らしたいという人だけじゃなく、実は何かしら音を出したいって考えてる人もいることは忘れちゃいけません💦
③駐輪場代がかかる
次に、分譲賃貸マンションは駐輪場代がかかることが割と多いです。ぶっちゃけちょっとした事ですが…w
月額だと200円程度が相場かなと。
ちなみに通常の賃貸マンションなら、例え東京でも駐輪場代はかからないことの方がスタンダードです。ただ代わりに駐輪できる台数に制限があったり、そもそも駐輪スペースがないなんてことはよくあります😅
余談ですが、、、都内の駅前にあるような駐輪場は、基本的にはどこも利用料がかかる(有料)ことがフツーです。
④1室ごとに貸主(所有者)が違う
例えば通常の賃貸マンションだったら、貸主は1棟まるっと所有していることが一般的です。
ですが分譲賃貸の場合だと、当然ですが貸主(=所有者)は一室ごとに違うのが一般的になります。
それにそもそもが分譲マンションなので、賃貸で貸し出されてる部屋じたいが無いことだって全然あります。ただ前にも触れたようにそれはファミリータイプの場合です😑
というのも単身向けなら(←1LDKとかなら話は別です)ワンルームなどのマンションを住居用として購入する人はまずいないので基本はオール賃貸です。
結局、単身向けの分譲マンションとは1部屋ごとに所有者が違う賃貸マンションとも言えます。
ちなみに余談ですがw、、、同じ分譲マンション内で複数の部屋が募集されてることはよくありますが、同じようなタイプの部屋でも募集家賃にばらつきが出てることがあります。これはまさに1室ごとに所有者が違うことで起こる現象ですね(・Д・)/
⑤室内とマンション全体で管理会社が違う
所有者が1部屋ごとに違うことで、入居中の対応にも分譲賃貸ならではのケースがあります😒
通常の賃貸マンションなら、入居中に何かあれば貸主(←いわゆる大家さんです)かその貸主から委託された管理会社が窓口として対応するのが一般的です。
ですが分譲賃貸の場合、室内とマンション全体(共用部という)とでは対応する窓口は違うことが割とよくあります。
例えばエアコンの不具合が起きたとき、その部屋の貸主か管理会社が対応するのに対して、騒音トラブルや宅配ボックスといった共用部に関することはマンションの管理会社が対応するといった感じです😑
単に対応する窓口が違うってだけの話ではありますが、これはこれで厄介なときがあるんですw
ちなみに補足ですが、、、単身系の分譲マンションですと、ディベロッパー(販売元)のグループ会社が賃貸管理もそのまま行うなんてケースもあります。そういうケースだと、入居後にも一般的な賃貸マンションの対応とほとんど変わらなかったりします。
入居ルールが2つ存在する?
ところで室内と共用部とで管理会社が違うときには入居中のルールというのも2つ存在するのが常ですw
よくあるケースだと、例えばマンションとしてはペット飼育がOKだったとしても、その部屋じたいは(貸主の意向により)ペット飼育が禁止されてるとかです(´・Д・)」
ちなみに共用部のルールに関しては「使用細則」があるのが一般的です。
といっても、生活する上で当たり前(常識的)な内容のルールであることが殆どです😄(←マンションによってはべランダ外への布団干し禁止なんてのもありますがw)
ただ、使用細則(管理規約)はマンションに住む人全員が守らなければいけない共通のルールなので、知っておかないと入居後にトラブルになることがあります💦ただ、通常は部屋の仲介を行う不動産会社が説明責任を負っているため、知らずに入居するってことは無いはずですけど。たぶん…w
これまた補足ですが、、、分譲マンションには所有者同士でつくる管理組合があるので時には集会を開くことがありますが、賃貸入居者の場合はそういうのに参加する必要はありません( ̄∀ ̄)/
⑥グレード感は賃貸マンションと特に変わらなかったりする
分譲マンションと言えば、賃貸マンションに比べて「設備グレードが高い」というのが一般的なイメージです。
本来、一生住むつもりで分譲マンションを購入する人も多いので、ショボい造りや設備では購入者も納得しません。なので当然と言えば当然ですよね。それに賃貸に比べてグレードが高くなることでステータスにもなります。
対して賃貸マンションの場合、ざっくり言うと借主からの家賃収入で自身のローン返済などをしようとするようなビジネスモデルですw。コストを抑えて高い賃料をつけないとそもそも事業が成り立たないので、無駄にグレードを上げるようなことはあまりしません。
単身用の分譲マンションもはじめから賃貸向けに建てられるって考えれば、、、まぁそういうことです(^_^*)
もちろん家賃が高額になればそのぶんスペックも増していくものですが、単に分譲マンションだからといって一律にグレードが高いわけじゃないってことです😂
⑦貸主が素人もしくはお金にシビア
単身用の分譲マンションを所有する人の目的といったらおおかた投資(または相続対策)です。中でも不動産投資のファーストステップとして購入する人も多いです。
そのため必ず当てはまるわけじゃないですが、単身向け分譲賃貸の貸主というのはもっぱら素人なことが傾向として多いですw
そもそも古くからの地主やそこそこ大家業を営んでる人なら、ワンルームを1部屋だけ購入するなんて事はまずしませんw。そういう人たちは1棟が基本だからです✋
それに賃貸事業というのは始めて直ぐ儲かるものでもなかったりします。言ってしまえば、みんなが皆すごくお金に余裕があるわけでもないですw。むしろ(必要な修理だとしても…)かなり出費にはシビアな人が多いです😭
そしてしばしば起こる問題といったら、素人ならではの対処だったり、金銭的に余裕がないことで起こる中途半端な対応だったりします…( ゚д゚)
⑧トラブル対応にいちいち時間がかかりがち
対応が微妙ということで言えば、トラブル対応にも何かと後手に回ることがよくあります😂
というのも、マンションは委託を受けた管理会社が運営してる事が殆どですが、1室ごとに所有者が違うことや、更にはその所有者から委託された管理会社が入ってたりすることもあり、とにかく一般の賃貸マンションよりも複数の人が携わることが多いからです。
例えば上階からの水漏れ事故なら、時にはそれぞれの貸主(所有者)や入居者に確認やら承諾やらを取る必要があったり、みんなが責任のなすり付け合いだったり、何だったら全く連絡のつかない困った人もいたりしますw
結局、関わる人が多ければ多いほど物事ってスムーズに進まなくなるってことです(˘・з・˘)/
⑨いろんな住民が入居している
賃貸マンションだと、入居者属性に関して貸主の意向が反映されることもあってある程度は一定のルールで保れてることが実は多いです。(←ちなみに貸主というのは、個人・法人・サブリース業者などがいます)
分譲賃貸の場合だと、1室ごと貸主が違えば意向も違うためその辺がバラバラになりがちです。(←例えばとにかく部屋が埋まることが最優先で属性は二の次だとかw)別にそれがいけない事ではないですが、トラブルが起きやすくなるのは事実です(^_^;)
例えば昼夜逆転の生活者が隣り同士だったり、ワンルームを二人入居してる部屋があったり、多国籍だったりと、1棟のマンションに色んなタイプの住民が入り混じることはよくあります😓
⑩住民モラルが低め
色んな属性の住民が集まることで、マンション全体のモラルが希薄になることは多いです。(ただこれに関しては、管理会社の力量だったりもあるので分譲マンションに限ったことではないですが…😅)
あるあるケースとしては散らかったままのゴミ置き場、乱雑に置かれたままの駐輪スペース、エントランス共用廊下の吸い殻やチラシなどですね。ただ分譲賃貸の場合には、管理人が巡回もしくは日勤管理のところが多いので、見回り頻度からすれば一般賃貸よりも悲惨レベルまで荒れ果てるwケースは少ないはずです。
なお、やっぱり賃料が安い分譲賃貸ほど住民マナーは微妙になりがちです💧個人的には、東京の分譲賃貸なら家賃は7万円あたりが一つの目安ラインだと考えます。もちろん地域性にもよりますが…w。
仮に家賃7万以内で検討してる人で特に入居住民のモラルが気になる方は、前途のような点を内見時にしっかりチェックすることをおすすめします(¬_¬)
まとめ
分譲賃貸と言えば何となく良い…みたいなイメージを持つ方は多いと思います。テンションを落とす意図は全くないですがw、基本的にそれはファミリータイプでの話って感じです😂
ぶっちゃけワンルームや1Kタイプでは分譲仕様のスペックは特に期待できないことの方が多いと思いますw(←決して設備が劣るってことじゃないですよ💦)
だからって単身用の分譲賃貸はやめた方がいいの?ってことではないです。個人的には、一般賃貸と同じ目線で(自分の希望条件に合うか合わないかで)検討すればいいと思います。
ということで、今回は以上です✋